クレイジーなプレーヤー

今日は、トーナメントな気分だと思って、Del Solに行ったら、開始30分前だと言うのにSold outだった。仕方ないと思いDiamondに移動。
すぐに6-12に座れたのは良いが、クレイジー・コリアンの右隣だ。更に悪い事に立て続けにLeeに負けたらしく、彼に対抗意識丸出しのプレーをしている。
今日は、このクレイジー・コリアンについてで、名前の通りかなりクレイジーなプレーをする。数々の奇異な振舞いも彼のクレイジーさを強調しているが、実はかなりロジカルな思考をしている。ただのクレイジーだと思って、対戦すると痛い目にあう。彼は、とりあえずレイズしまくりポットを大きくして、変な手でもリバーまでそれを続ける。するとワンペアとかで他の人が、大きなポットを取っているのをみて自分も取れるのではという気持ちが周りに湧いてくる。それは、彼の撒いた罠で、他のプレーヤー達にfoldすべき所でfoldしずらくさせる。その結果、本当に彼が良いハンドを持っている時に巨大なポットをゲットする事ができる。その反対にかなりのレイザーなので、プレフロップで他のプレーヤーが中途半端な手で乗り難くなっていく。これも彼にとっては都合の良い事で、相手のハンドが読みやすくなる。フロップでまあまあな手を引いたときも付いて行きづらいから、ショーダウンしない勝ちが増えてくる。逆に彼は、リバーまで行ったから、必ず相手のカードを見るので、彼に対してのブラフが出来なくなる。まとめると、彼は、アクションで勝負するタイプで、他の人のプレースタイルを大きく狂わせ、テーブルを支配するのクレイジーだとすぐにお金がつき、去っていくものだが、彼は、とりあえず頭が良いから強敵である。一見、クレイジーに見えるプレーもfoldすべき所はしっかり分かっているし、raiseも勝ていると踏んで行っている場合が多いし、なによりも対戦相手の特徴を鋭く見抜いている。彼のクレイジーなプレーに苛立つプレーヤーが出てくると彼の思う壺で、言葉でも挑発し更に相手のプレーを狂わせる。彼の弱点といえば、アクションの少ないテーブルでは、全くの空回りになってしまう。彼もタイトなプレーが出来ると思うが、根っからのアクション好きなのかクレイジープレーを貫き撃沈して帰っていく。彼もそれを知っているから、10-20ではなく6-12を選んでいるのだろう。
彼の様になりたいとは思わないが、彼から学ぶ事はたくさんある。彼とは随分対戦したが、未だに自分のプレーが狂わされている。

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