マンダレイベイ

いくらポーカー人気といえども、王者ベラージオが君臨している為、他のカジノはそれに対抗する策がないと客が呼べない。マンダレイベイは、”No Limit”に力を入れることで個性を出している。2004年の1年で随分とNo Limitのシェアが上昇したが、マンダレイベイは、夜になると3台くらい動いている。他のテーブルでプレーしている人も多くが、No Limitの空き待ちであるから凄い。マンダレイベイは新しいホテルで、ポーカールームも綺麗で天井が高く広々としているが、テーブルは、根っからのギャンブラーが多く、ピリピリした雰囲気を醸し出している。一瞬で数百ドルが移動する為、プレーヤーの入れ替わりは激しい。長時間楽しもうというよりは、短時間で一か八かという性格の人が集まっている。$200buy-in、ブラインド2-4というシステムである。ブラインドが低い為、フロップが見やすくルーズでハンドの予想が困難なところが、タイトなHigh Limitとの違いである。観光客といえども普段は、地元のカジノでプレーしている人が多いが、No Limitをプレーできるのは、ベガス以外では稀であろう。またトーナメントでNo Limitをやったことがある人は多いが、ライブ・テーブルでのプレーとはブラインドが非常に低い等、異なる点が多い。その為、常連と観光客の経験の差が明確に出ている。大抵、チップの山を築いているのは、常連で、観光客の人は最初の$200をキープできていれば上出来な方である。Must Move Tableでは、皆、プレーを始めたばかりだからチップ差がなく、$200でもどうにかなるが、Main Tableでは、数千ドル持った人が数人いる。その状況では、$200は、明らかなショートスタックでかなりの苦戦を強いられる。No Limitに挑戦する人は、その状況を打破できると自信のある人ばかりで、その状況を逆に楽しんでいるから、恐ろしい。たまに間違って座ったみたいな人もいるが、話のネタに$200払っているのだろう。
自分的には、同じNo Limitならトーナメントのほうが好きである。

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