オーリンズ パート5

2回目の休憩までは、かなり順調だった。しかし、ここで最初の大きな試練。テーブルもかなり減ったところで、QQが入った。プレフロップでBBの3倍くらいにレイズしたが、2人がついてきた。フロップでAが出たので、様子見のベットをしたら1人コールしてきた。ターンはとてもベットできずにチェックしたら、その人がベットしたので、Aを持っていることを確信してFoldした。そしたら、そのおばちゃんは、A9を見せてくれた。マイク・セックストンは、いつもカードを見せてはいけないとテレビで言っているが、その通りだと思う。もし、あそこで見せなかったら、自分には、「ブラフだったのかな。」というもやもやした気持ちが残っただろう。Aを持っていたことを知った事により、自分の判断は正しかったんだという自信を持てた。チップ的には、大きなダメージを負ったが、トーナメントでは0にならないことが重要である。この直ぐ後に、AQでレイズしたら、SBがAll-in。自分の方がチップを持っていたのでコールしたらAJだった。ボードはなにもヒットせず、無事にQQのダメージを回復する事ができた。
残り4テーブルになったころからは、プレーヤーもそれなりに曲者ばかりになった。この中でもテーブルをドミネイトしたのは、葉巻をくわえたギャングの子分みたいなふてぶてしい兄ちゃんだった。この兄ちゃんは、見た目通りかなりのアグレッシブなプレーをするが、見事にチップを増やしていた。なんでそのカードでAll-inをコールできるかなぁ、と思えることも何度もあったが、ちゃんと勝っていた。その兄ちゃんは、「自分のストラテジーはシンプルだ、All-inしてカードをヒットさせるだけだ。」と豪語していた。残り2テーブルになるまで、その兄ちゃんは、自分の左隣にいたが、1度もぶつかる事はなかった。自分のレイズには、迷わずマックしていたから、それなりにリスペクトしてくれていたと思う。
ラスト3テーブルで危なかった場面があった。アンティとブラインドでチップが減っていき、BBの3倍くらいになった時にボタンでJ9osが入った。リンプインが1人だけだったので、All-inしたら、リンプインのおっちゃんだけがコールで、KQ。フロップでJをヒットし、ダブルアップ成功。かなりギリギリの橋を渡ったが、とりあえず生き残っていた。

(パート6に続く)

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