オーリンズ パート6

J9のAll-inで勝った事により、また勝負できるくらいまでチップが増えた。A10が入り、ミドルポジションからBBの3倍くらいにレイズ、ボタンのカウボーイがコール。このカウボーイは、ちょっと前に大きな勝負に勝ち、自分の4倍くらいのチップを持っていた。フロップが10-6-2と出て、自分は、BB分くらいしかチップが残っていなかったので、All-in。カウボーイは、しばらく考えてマックしたら、その瞬間、他のプレーヤー達の声でテーブルが揺れた。ギャングの兄ちゃんは、「ポットサイズを考えろよ!」と露骨にカウボーイを非難した。カウボーイのチップ量を考えれば、コールすべきだと思うが、テーブル全体が一斉に非難するなんて地元では考えられない。この雰囲気は、ベガスならではなのだろう。
ギャングの兄ちゃんが立て続けにAll-inに負け、とうとう残り10人となった。ファイナル前の休憩でこのカウボーイと話したら、KQを持っていたそうだ。あまりの非難で可哀想だったので、「ポケットKを持っていたから、良いレイダウンだったと思うよ。」と言っておいた。そしたら、「そうか、やっぱりあそこでは、コールできないよ。」と喜んでいた。実際は、10のペアで、相手は2 over cardsだから、コールされていたら、とても怖い状況だった。
いろいろと危ない場面もあったが、どうにか賞金を貰える所までたどり着いた。

(パート7に続く)

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