WPT World Championship Season III

第3シーズン最後のトーナメントは、ベラージオで$25Kバイイン、450人参加で行われた。優勝は、またしてもTuan Leだった。一時は、かなりのショートスタックになったが、そこから相変わらずのアグレッシブなプレーで上がっていった。開始時点から圧倒的なリードを保っていたHasan Habibは、磐石な状態だろうと思われたが、完全にTuanのペースに持っていかれて、まさかのBustだった。Tuanのすごさは、トップ・プレーヤー達のプレーさえも乱して自分のペースに持っていけるところだろう。更に引くところは、しっかり引く勝負勘もすごい。3位であったが、John Phanもかなりのアグレッシブさで、これからが期待である。第3シーズンは、中国人とベトナム人を筆頭にアジアンもかなり存在感を示した。次は、やはり日本人の活躍に期待したい。それにしてもPhil Iveyは、なんで何回もファイナルに残る実力があるのに優勝ができないのであろうか。ショートハンドが苦手なのか、テレビカメラの前では緊張してしまうのか不思議だ。
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トーナメントでのラッキーおばちゃん

先週、入賞して今週もと意気込んで行ったは良いが、ラッキーおばちゃんに巻き込まれてしまった。このおばちゃんは、いつも3−6でプレーして、かなり下手な方に入る。$30ずつ買って、すぐにリバイするタイプだ。こんなおばちゃんだから、お金を払ってこのトーナメントに参加しているのではなく、普段のプレー時間に応じて貰えるプレーヤーズ・ポイントが溜まってそれを使って参加しているのだ。それが他のテーブルから移ってきた時点で、かなりのチップを持っていた。大きなポットを取ったのだろうと思っていて安心していた。良いプレーヤーが大量のチップを持つと手に負えないが、このおばちゃんなら大丈夫だろうと考えていた。しかし、このおばちゃんのラッキーは続いていた。ポケットQのAll-inに45でコールして、ストレートを引いたりしていた。次々と良いプレーヤがこのおばちゃんに負けていき、これには、巻き込まれたくないなと思っていた。しかし、自分がAQでAll-inしたら、そのおばちゃんはQTでコールしてきた。嫌な予感は的中し、フロップでTが出た。いままで体験したこともない酷い負け方だ。
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WPT World Poker Challenge

今回は、最近は寂れているRenoからだった。さすがに寂れているだけあって、いつもの半分のBuy-inだったらしい。まず最初は、Phil Iveyだ。いまやScottyとJuandaと並ぶ、ファイナルテーブルまでは残るけど優勝できないキャラで定着してしまっている。今回は、いつもよりは慎重にプレーしている感じだったが、3位で終了だった。やはり短気なところが、一番大きな問題なんだと思う。今回、注目したのは、Michael Yoshino。日系三世くらいなんだと思うが、日系ということで応援した。アグレッシブで若者らしいプレースタイルで、前半はテーブルを支配している感じだった。しかし、MichaelがKKでAll-inして相手がAQの勝負で、ターンとリバーでQQと出たかなりのバットビートで4位で終わってしまった。でもこれからに期待だ。優勝は、プロのArnold Speeであった。堅実なプレーで着実にチップを増やしていった。来週は、とうとう第3シーズン最終回だ。
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ダイアモンドで久々の入賞

5月3日に入賞してから暫く不調が続いていた。先週は、残り14人で力尽きたので、調子は良くなっている予感はあった。
今日も100人を越える参加者で、11テーブルから始まった。最初の1時間は、一か八かでリードを得ようとする無理なプレーが多いから、それに巻き込まれないようにしなければいけない。無茶なプレーヤーから、楽にチップを奪えるのが理想的なのだが、やや増やしたところで最初の休憩に入った。
ここからは、変なプレーヤーはいなくなっているが、ブラインドとの関係で一発勝負をかけてくる人が出てくる。しかし、そういうAll-inに良い感じでハマリ、順調にチップを増やしていった。KKでATを倒したのは良かったが、AJでKQに負けたのが痛かった。このKQのおじいちゃんは、その後、BB分までチップを減らすが、そこから連続勝利で、ファイナルテーブルでは、チップリーダーになっていたから、なにが起こるか分からないものだ。
2回目の休憩で、テーブルは4つにまで減っていた。このラウンドで大きかったのは、ブラインド300−600で、自分はUTGでAQsでレイズ2000したら、ミドルポジションの兄ちゃんがティルト気味にAll-in6500。この兄ちゃんのプレースタイルからするとAA、KK、QQはないと読みコールしたら、99だった。で、フロップなにも出ず、ターンも出ず、もうダメだと思ったリバーでQ。これでファイナルはいけそうだという気にはなった。
ところがここから全くハンドが入らなくなった。ブラフできるようなカードすら来ないで、ブラインドに削られていくうちに、残り14人でBB分くらいしかチップがなくなった。ここで3回目の休憩。もうすぐブラインドがまわって来るというところで、恵みのAK。これでダブルアップし、次のブラインドを凌いだ。しかし、依然ショートスタック状態は続く。とりあえず、賞金をもらえるところまで残らなければと思い、なげやりなプレーは避ける。というか、他の人が消えるのも待つ。残り11人になったところで、またBB分くらいに減り、今度こそはまずいと思ったら、チップリーダー同士がAll-inでぶつかって、一人が消えてくれて、すれすれファイナルテーブル。
ここからスティールやAll-inで真ん中くらいまでチップ量を増やしたので、もしかしたらもう少し行けるかもと思ったら、7位で終了した。でもあのファイナルテーブルの雰囲気はいつでもなかなか良いものだ。どこで負けても賞金はもらえるという安心感があるから、好きなようにプレーできるのが楽しい。やはり、これからの課題は、残り2テーブルぐらいから、消極的にならずにガンガン攻めていけるかだろうと思う。
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WPT PartyPoker Million IV

今回は、Party Poker主催のクルージングでのトーナメントであった。豪華客船にポーカーをやりに人が集まってくるのだから、すごいものだ。また珍しいのは、このトーナメントはリミットであった。いつものNo-Limitとは、また違った良さがあり、楽しめた。それに普段は、リミットをやっているのだから、こっちの方が勉強になるし、やはりリミットだとリバーまでのアクションが増えるから、1つのゲームを長く楽しめる。WPTを見始めた頃は、All-inの派手さばかりに目が行って、リミットでのアクションは深く考えずに見ていた。シーズン3の今回で始めて、リミットのアクションを楽しみながら見ることができた。All-inで誤魔化せないので、リミットの方が技術が必要である。No-Limitの場合、プレフロップでAll-inしたら、後は、出てくるカードを見るだけだから、技術や経験のレベルの話ではない。それに何回かラッキーなカードがあたれば、上位に紛れ込める可能性があるが、リミットでは、紛れ込みは難しいと思う。今回は、若い人が多かった為か、アグレッシブなプレーが多く、見応えがあった。10−20くらいの低いレートでは、こういうプレーが有効なことは少ないが、いろいろと参考になったことは確かだ。
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Casino Arizona遠征第2弾

今日も朝から、WSOPのサテライトをやっている為、昼からすごい賑わいであった。今回は、10−20に挑戦することにしていたのだが、ここでは、10−20から受付が代わる。大きなメイン受付を通り過ぎ、10−20以上用の受付に行くのは、これが初めてだったので、少しドキドキした。サテライトで負けた人達が次々にくるので、10−20もすぐに新しいテーブルができた。10−20も良いプレーヤーは、殆ど20−40以上やNo-Limit待ちの為に座っている感じなんで、ずっと残っているプレーヤーはたいしたことはない。いつもの地元で10−20をやっている時のやばそうな感じは全くない。これなら普通にやっていれば、負けないだろうという安心感をもってプレーをすることができた。しかし、待ちで入ってくるプレーヤー達は、さすがな印象を受けたので、20−40や40−80では、ハイレベルなプレーが行われていることだろう。まぁ、当分は10−20でプレーする予定であるので、心配はいらないのだが。
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魔道士サニー

なんで魔道士なのかといえば、魔人ブウをつくった魔道士みたいな風貌だからだ。率直にいって彼とはプレーしたくない、なぜならあらゆるテーブルを破壊していくからだ。彼のプレーは、基本的に無茶苦茶で、ただ自分の運を試している様なマニアックなスタイルである。そんなプレーだから大概は負けているのだが、時にはカードをヒットしてジャンクなカードで勝ち続けることがある。この日もランナーランナーでインサイドのストレートを引いたり、2ペアを引いたりしていた。見ていて一番かわいそうだったのが、サニーがAKで、被害者Aが88を持っている時に、フロップQQ8。フロップでなぜかサニーはキャップにする。ターンでA。そこでもサニーは、キャップにする。でなんとリバーもA。このプレーを見ていて、こいつは本当に魔道士なのかもしれないと思った。そうなると周りのプレーヤーもだんだんルーズになり始め、10−20と言えども3−6の様な状態になってしまう。彼の甲高い声と奇妙な笑い声が、まわりの怒りを増長させる。この状態に陥ったら最後、サニーが負けてようが、いなくなろうが、ルーズな雰囲気は、なかなか戻らない。サニーは、こうやって6−12や10−20を3−6テーブルに変身させていくので、まさに魔道士である。
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